生存しているHIV感染者が世界で3300万人に達した現在、HIV感染症(エイズ)は、特別な病気ではなく普通の病気のひとつになりました。この病気は1997年ごろまでは不治の病というイメージがありましたが、この10年間で良く効く薬剤が続けて開発され2〜4種の薬を組み合わせて使う「HAART療法」がHIV感染による死から感染者を救えるようになってきました。
治療がうまくはこんだ場合、エイズは高血圧や糖尿病と同じような慢性疾患と同じように、うまくコントロールすれば長生きできる状況となりつつあります。しかしこのような現代医学の進歩を享受出来るのは、経済的に余裕のある先進国など一部の感染者に限られ、世界の感染者の大部分を占める開発途上国の感染者は今だにエイズ発症を怖れながら生きてゆかねばなりません。
多くの人々の生命を奪い、医療費負担による社会的損失を増加させているHIV感染症の対策は、まず感染をいかに防ぐかということに力点を置かねばなりません。
エイズとうまく付き合うためには・・・・
◆感染しないようなセックスをすること ◆感染したかもしれないと思ったら検査を受けること ◆陽性なら他人に感染させないようにすること ◆エイズ死を免れるためには早く専門医を訪れること ◆非感染者は、特別な注意を払うことなしに感染者と付き合えることを知ること
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